阿寒湖といえば何と言っても遊覧船! 特別天然記念物『阿寒湖のマリモ』展示観察センターをはじめ、滝口と呼ばれる景勝地や、湖上から眺める雄阿寒岳・雌阿寒岳は最高の景色です。ゆったり遊覧船なら85分、高速船ゼフィールなら50分です。

遊覧船の入り口は、段差がありますが乗船する場合5〜6人の船員が車椅子ごと持ち上げて丁寧に介助してくれるので安心です。

阿寒湖は、北緯43度、東経144度に位置し、火山の陥没によって出来た火口原湖です。湖の周囲は26Km、水面の海抜420m、水深44mの比較的浅い北海道地図に似た淡水湖です。

湖上には、大小4つの島が配置良く点在し、休火山の雄阿寒岳、活火山の雌阿寒岳に挟まれるようにひっそりと佇んでいます。湖には、数多くの淡水魚が生息しており、代表的な物として、阿寒湖が原産地のヒメマス、他にワカサギ、コイ、フナ、ニジマスなどが有名です。

マリモは緑藻類の一種で阿寒湖で1897年に発見され、1921年に天然記念物、1952年には特別天然記念物に指定されました。マリモ生息地、チュウルイ湾の沖合い(チュウルイ島)にあるマリモ展示観測センターには、生態展示水槽を用いて、かつて美しい水をたたえていたころの阿寒湖を再現してマリモの貴重さや現状を紹介しています。

大水槽の隣には、当センターで一番大きいマリモも見ることができます。また野外にはマリモの繁殖や生長、球形化のしくみなどを実験研究する人工池と水路が設けられています。
※ マリも展示観測センター内は、スロープも完備され車椅子でも見学できます。