知床国立公園は日本最後の秘境といわれ、大自然の脈動が訪れる者の胸を打ちます。200mも切り立った海食崖や回転木馬のように現れる希少な形の海食洞、そしてオホーツク海にそそぎ込む滝の数々など四季折々の知床連峰を満喫できます。知床遊覧観光には、ウトロ港から大型船おーろら・おーろら2が期間限定で毎日就航しています。コースは2航路あり、硫黄山航路は所要時間1時間30分で始発時間8時15分〜最終16時30分まで(4月28日〜10月24日まで)就航、知床岬航路は所要時間3時間45分で10時00分出港だけが(6月〜9月まで)就航しています。

ご覧のとおり観光船に乗船するには、埠頭より階段を十数段乗降しますが事前に車椅子での乗船希望を伝えておけば若くて力のある男性船員の皆さん(7〜8人)が協力して介助してもらえるので団体旅行でも何の心配もありませんでした。

あまりに天気が良いので全員デッキ(後方)に出ての遊覧観光となりました。

就航して間もなくウミネコが観光船に飛んで来て観光客からエビ煎餅を上手にキャッチするところです。

舟の進行方向に向かって右側に自然の侵食によって造られたクンネポール(海食洞)数多く見られます。

付近の山肌にはエゾ山桜と後方には知床連峰で最も高い(羅臼岳1,661m)が望めます。また動植物の楽園でもある知床国立公園には、ヒグマ、エゾシカ、キタキツネ、オジロワシ、オオワシ、シマフクロウなどの鳥獣類が独自の生態系を築き、海側に目を向けると、近海にはアザラシ、イルカが生息し、奇岩郡のいたる所にはウミウやウミネコなど船上からウォッチングしてみるのも楽しいです。

硫黄山航路の最終地点にあるカムイワッカの滝と残雪残る知床連峰(硫黄山1,563m)です。