ハートランドフェリー
平成15年5月には、カーフェリー新造船「ボレアース宗谷」が稚内港より利礼航路に就航。全国の離島航路にさきがけた、交通バリアフリー法に適合するバリアフリー船である。
稚内に到着したフェリー内から乗用車やバス、トラックなどが下船する。
通常はフェリーターミナルより連絡通路を通って乗船するが、今回は添乗員だけ手続きを済ませ大型観光バスで船内に入る。
船内でリフトバスから下車して船員の誘導でエレベーターへ案内される。
車イス使用者(1名)と付添(1名)が乗れるエレベーターで2Fへ上がる。
2F船尾から客室へ移動。
通路幅は広く壁には手摺も付いている。
身障者と高齢者が優先で利用できる客室へ案内される。
船尾には、多目的トイレも完備されています。
トイレのドアは開閉式のスライドドアで入口幅も広く、車イスでも十分なスペースがあり使用し易い。
波をイメージしているのか、奥壁に波型と手前に開閉式の手摺が付いている。沖に出て波が高く揺れる場合の使用は、ご注意ください。
洗面台も奥行きがあって車イスでも使用し易いです。正面に大鏡が付いています。
日本最北端の稚内から西方に59Km(約1時間55〜2時間05分)で礼文島に到着。山肌には『ようこそ礼文島へ』の歓迎看板も見える。
礼文島の埠頭にフェリーが接岸する瞬間。シーズン中の5月1日〜9月30日までは、1日に5往復している。リフトバスでない観光客は下船後、この埠頭でバスに乗り換えて島内を観光する。