オスロのホテルを出発して森や湖,など手付かずの大自然や牧草地で草を食む羊たちを車窓に見ながら休憩と昼食をして約7時間、ローダールという山岳地帯にあるスターブ教会(stavkirke)を見学しました。この木造式教会は12世紀に建てられたもので釘は1本も使わずに作られています。かつてノルウェーには、ヴァイキング時代後の12世紀から14世紀にかけて同様の教会が1000棟以上建てられたそうですが現在では30棟ほどしか残っておらず貴重な建造物となっています。

木造の屋根はウロコ状で腐食を防ぐために何年かに一度はタールを塗るそうです。近くから見ると茶色く見えますが遠くからだと黒っぽく見えるので不思議でした。周りは石垣で囲われていて教会の後ろにはお墓もありました。
ちなみに教会内部を見たい方は入場料50ノルウェー・クローネがかかります

ラルダールへ向かう国道沿いに建っているので立地条件のよさから近年ではフィヨルド観光と組み合わせて訪れるツアーの観光客で多くなりました。

また3年ほど前からは、スターブ教会の会館なるものが完成し大型バス駐車場完備でトイレ休憩やお土産なども売られるようになりました。この日は寒かったので会館の暖房で体を温めてから本日の最終目的地であるラールダールに向かいました。

入口はバリアフリー車椅子トイレも完備されています。館内にはスターブ教会の模型や資料なども数多く展示されていて入場しないと分からない部分もこの模型を見ることで中の作りも理解できました。