大自然が素晴らしかったノルウェーの旅を胸に、朝ホテルを出発してベルゲン空港へ。3日間、お世話になった運転手のSさんと参加者全員が握手をしてお別れしました。ちなみに我々を空港に送り届けた後、運転手のSさんは7時間かけてオスロへ戻るそうです。空港内(カウンター)へ行くと係員のオジさんが何処か田舎の空港らしいのんびりムードでかなり時間は掛かったものの無事チェックイン終了。エレベータで出発ロビーに行ってみると飛行機が遅れるとの事。免税店で買い物をしていると飛行機も到着し手荷物検査を済ませ、いざ搭乗口へ行ってみると目の前に駐機してあった飛行機は、約90人乗りのプロペラ機ではありませんか!お笑い3人グループの名ゼリフじゃないけど「そんなの聞いてないよ!」って感じでしたが、しかたなく係員の案内されるがままにアイル・チェアーに乗り換えて急な階段を介助されながら降りる参加者のN・Iさん。

ちなみに上記のプロペラ機材だと日本の航空会社では、歩行できない障がい者の搭乗は安全上の理由からということで断られます

下へ降りると今度は飛行機のタラップ5段を後ろ向きで昇りながら機内へ、狭い通路を後ろ向きに進みながらようやく座席へ乗移りました。

離陸して暫らくすると眼下にフィヨルドが見えてきました。地上から見るフィヨルドと違う景色に思わず感動してしまいました。

早いもので飛行時間1時間30分で最終目的地であるデンマークの首都コペンハーゲン到着。想像はしていたものの機体が小さいためボーディング・ブリッジには付けられず誘導路はずれの駐機場で再び降ろされることになりました。上記は降りる順番に車椅子が並んでいます。当日は晴天だったから良かったものの、もし雨が降っていたら悲惨な状況でした。

空港の到着ターミナルまでは車体の低いバスに移動して力持ちのレスキューの方々に介助してもらい誘導路をゆっくりと走っていきます。ちなみにこのバスには、中央ドア付近に車椅子のまま座れるスペースが2席ありました。