イタリア南部パジリカータ州にある街マテーラは、1993年に世界遺産に登録された異様な洞窟住居群『 サッシ 』。旧市街地は、グラヴィーナ渓谷の崖や斜面を利用して作られたサッシ群となっている。まるで迷宮のようなサッシの住宅は、この渓谷の岩山を掘り抜いて作られた物である。
このサッシがいつ頃に作られたかは不明だが、8世紀から13世紀にかけて、東方からイスラム勢力を逃れた修道僧が住み着き、130以上の洞窟住居を構えたといわれている。マテーラ周囲からは、旧石器時代の出土品も発見されているため、かなり古くから人々が住んでいたと考えられている。

洞窟住居群を一望できるヴィットリオ・ヴェネト広場の展望台でガイドさんと一緒に ユーチューブで動画が観られます。画像をクリックしてください。 サッシ-1 (マテーラ)

サッソ・バリサーノ地区のサッシと旧市街地のチヴィタの丘の頂上に立つドゥオーモ(カテドラーレ)

迷い込んだら大変そうな住居群 ユーチューブで動画が観られます。画像をクリックしてください。 サッシ-2 (マテーラ)

サンタ・マリア・デ・イドニス岩窟教会 カヴェオーソ地区にそびえる岩山の内部に造られた水の聖母を祭る教会。 内部でサン・ジョヴァンニ・モンテッローネ教会とつながっており、 どちらも11世紀〜17世紀に描かれたフレスコ画が素晴らしい

洞窟を掘っただけの住居跡

サッソ・カヴェオーソ地区のサッシ

サッソ・カヴェオーソ地区のサッシへ向かう通路

サッソ・ヴァリソーの地区へ続く通路

観光後にジェラート食べます？って差し出すボランティアのMさん ユーチューブで動画が観られます。画像をクリックしてください。 サッシ-3 (マテーラ)

ヴィットリオ・ヴェネト広場の展望台からはカヴェオーソ地区が一望できる