ここバッキンガム宮殿は、1873年にヴィクトリア女王が初代の主となって以来、歴代イギリス王室の住居となっている宮殿です。現在のエリザベス2世女王ももちろん住んでおり、国賓の公式行事や晩餐会などでも多く使用せれています。この宮殿はもともとバッキンガム公爵の邸宅だったそうですがジョ−ジ4世の時代に増改築が始まり、1837年に現在のものとなりました。建物の背後には広大な庭園が広がり、正面入口の上にイギリス王室の人々が民衆に向かって手を振るので有名なバルコニーがあります。また、正面玄関の上に王旗が掲げられている時は女王が宮殿に居ることを表し、イギリス国旗が掲げられている時には留守であること意味するそうです。↓
バッキンガム宮殿を訪れる人々に最も人気があるのが、衛兵の交替です。宮殿を警護する近衛兵連隊は、赤い上着に黒い帽子というおなじみのコスチュームで鼓笛隊を先頭にパレードをします。この衛兵交替式は、例年4月中旬〜8月上旬は毎日、その他の期間は1日おきに11:30から行なわれます。非常に混雑するので車イスで行かれる方は早めに絶好の場所(最前列)をゲットしたほうがいいですね。参考までに、バッキンガム宮殿周辺には観光バスの駐車場はなく、我々も車イスで約10分ほど離れた場所から宮殿に向かいました。