鳥羽温泉では、バリアフリールームや車椅子対応の部屋がある鳥羽シーサイドホテルに宿泊しました。この宿泊施設は、鳥羽でも1か2番に大きい規模を誇るホテルです。

1階フロアーにある多目的トイレです。入口ドアは取っ手の大きい引き戸で正面にパイプの手摺で囲われた洗面所があります。つかまり立ちの出来る方には便利かもしれませんが車椅子だと幅も狭く上部のパイプが邪魔でっ使い辛かったです。

シンプルな作りのトイレで向かって右側にトイレットペーパーの付いている手摺と左側に洗面所の手摺を上手く利用した設計に見えますが、残念な事に幅が狭くて便座側まで車椅子では入れませんでした。立つ事の出来ない障がい者には使用不可です。もう少し当事者の立場を考えて便利に使えるような設計をしてほしいものです。

部屋の入口は、床はフラットですがL字型で部屋内に入室するため車椅子の操作に少し気を使いました。

さすがバリアフリールームだけあって床はフローリングで室内は広く、車椅子でも自由に動くことが出来ました。奥にソファーとテーブルがあるだけです。

奥側から入口へ向かって撮った部屋の様子です。ベッド以外に障害物がないのが車椅子利用者には嬉しいです。

ベッドの間は狭かったのですがベッドを自由に移動して幅を広げて車椅子をベッド側に入って移乗しました。ベッドの幅も少し狭い感じでしたがスプリングの硬さは丁度良かったです。

この部屋で一番気に入ったのがコの字型の畳と手前だけが車椅子のまま入れるテーブルでした!全国いろんな温泉旅館やホテルに宿泊していますが、このタイプのテーブルは初めてです。

逆に残念だったのが部屋奥にある洗面所の入口の幅が狭く車椅子では入れない事でした。もちろん部屋の入口付近にある車椅子でも入れる内風呂と多目的トイレ、洗面所はあるものの区別する必要はなかったように思います。誰もが使えるタイプの洗面所なら1つでいいのではないでしょうか。

サッシ戸を開けると一番奥のバルコニーにはバリアフリータイプの露天風呂があります。例えば車椅子で写真手前の台へ移乗して浴槽に入ります。奥には洗い場や手摺があります。

こちらが車椅子でも使用できる浴室です。入口幅や中も狭いので車椅子だと方向転換が難しいです。

浴槽は車椅子から移乗するスペースがないので自分で入浴する人には使い辛いかもしれません。向かって奥と右側壁に平行の手摺が付いています。

部屋の多目的トイレは、奥にL字型、手前に跳ね上げ式の手摺とオシュレットが付いています。周りの壁がタイルなので冷たい感じがしました。

部屋からは正面に海が見えるので最高な景色が望めます 朝早く出漁にでる漁船。