トヨタ博物館
「20世紀は車に恋をした時代」と言われるほど人と車は深く関わり合い、その結果車は急速に進化し、私たちの生活だけでなく社会構造にまで大きな影響を及ぼしてきました。トヨタ博物館は、その100年間の自動車文明の業績を、世界中から収集、保存し、体系的にご覧いただけるよう世界レベルの博物館をめざしました。
1989年(平成元年)4月にオープンした本館の展示では、ガソリン自動車が誕生した19世紀末から20世紀の自動車の歴史を実用車を中心に、約120台(2階欧米車、3階日本車)の車両により、体系的に展示しています。
1999年(平成11年)4月に、トヨタ博物館開館10周年を記念してオープンした新館は、日本のモータリゼーションの歴史を人の暮らしと生活文化との関連で捉え、暮らしと自動車の関わり合いについて展示しています。
展示された数々の車たちが、ご来館者の想像力をふくらませ、未来の夢に思いをつないでいただけることを願っています。

参考資料より

ここでは、トヨタ博物館に展示されている世界各国の代表的な名車をご紹介します。

トヨダ AA型 乗用車(1936年・日本 レプリカ)
1936年に発表されたトヨタ初の乗用車
オールズモビル カーブドダッシュ(1902年アメリカ)
世界初の大量生産車
スタンレースチーマーモデル E2(1909年アメリカ)
スタンレー社は蒸気自動車を作りはじめ大成功を収めた
メルセデス ベンツ 500K(1935年ドイツ)
数々のレースに活躍したSシリーズの後継モデル。
トヨペット クラウン RSD型(1955年 日本)
ラジオ、温水ヒーター、電気式時計等の備えたモデル。
トヨペット クラウン RS-L型(1958年 日本)
国産車としてはじめて輸出されたたがパワー不足で撤退
プリンス グロリア スーパー6 41型(1964年 日本)
2代目グロリアに国内車初のOHC6気筒エンジンを搭載
トヨタ センチュリー VG20型(1967年 日本)
世界の豪華車に匹敵するを目標に設計された。
三菱コルトギャラン GTO-MR型(1970年 日本)
ギャランに翌年スポーティーカーGTOが追加された。
トヨタ セリカ TA22型(1970年 日本)
日本初の本格的スタイリッシュな2ドアクーペで登場。
トヨタ 2000GT MF10型(1968年 日本)
当時の技術とヤマハの協力で開発されたスポーツカー。
トヨタ e・com(1997年 日本)
排気ガスゼロの2人乗り電気自動車。家庭用充電もOK
トヨタ 7(1970年 日本)
この種のレーシングカーとして世界初のターボ装着車。
トヨタ 7のエンジン
V型8気筒ツインカムエンジンはヤマハが担当した。