世界一長いベンチから宗教改革記念碑へ向かう途中、思わぬ急な下り坂で添乗員やボランティア総出で介助に当たっている様子です。何度も坂を往復して介助に当たってくれた皆さん。「ご苦労様でした」。

宗教改革記念碑は宗教改革の立役者カルヴァンなどの像が埋め込まれた、長さ約100mもの壁像でジュネーブ大学の敷地内に作られた記念碑です。

カルヴァン生誕400年にあたる1909年から8年の歳月をかけて完成しました。たった8年で完成させたとは思えないほどの大きさと遠くから見ても一人一人の顔の表情が違う芸術的にも素晴らしい彫刻です。

周囲をフランス領に囲まれたレマン湖畔の西端に位置するジュネーブは、さまざまな国際機関が集まり、世界中から観光客が訪れるコスモポリタン都市です。当然住んでいる人達の言葉もフランス語、ドイツ語、イタリア語、英語など多種多様の言語が飛び交っています。旧市街地に向かってレマン湖上にかけられたモンブラン橋からは高さ140mまで吹き上げるジェット大噴水が有名です。

当初、この噴水はローヌ川ほとりにあった加圧式給水装置を作業員が毎晩止める際、一時的に水圧が上昇したために起きた単なる物理現象でした。これをジュネーヴの象徴として観光のハイライトにしようという計画があがった当初は、ジュネーヴの美観を損なうとして住民から反対の意見があがったこともありましたが今や、ダイナミックな水しぶきを140mも勢いよく吹き上げる大噴水は、立派にジュネーヴのシンボルとなり、多くの人々に親しまれています。
大噴水は3月初旬〜10月中旬までの期間、悪天候の日以外見ることができます。夜の美しいライトアップも必見です。

国連欧州本部は、重要会議や重要人物が滞在中以外であれば、内部はガイドツアーに参加して観光できる。(身分証明のためパスポートや身分証明書の提示あり、有料)

国際機関が集まる都市だけあって警備も厳重、敷地内には世界各国の国旗が並んでいます。

ジュネーブ市内を観光中、巨大なイスがモニュメントされていました。よく見ると4脚のうち左手前の1脚だけ無いのは何故でしょう?

ジュネーブに過去4年間住んでいたN・Sさんから当会へ2008年5月18日にメールがあり上記イスの理由が分かりましたのでご紹介します。

あのイスは、ハンディキャップ・インターナショナル (Handicap International, 本部フランス) という障害関連のプログラムを世界各国で行っている団体が作ったイスです
地雷によって失ってしまった足を象徴しています
地雷の危険を周知させるための仕事を数多くこなしてきて、障がい者のリハビリテーションなどにも力を入れている団体です

東京にも、最近事務所が設立されました。詳しくは下記↓のURLをクリックしてください。
Handicap International  http://www.handicap-international.org/