

この地に築かれた60以上の城や宮殿、そして城壁に見られるようにフッセンの素晴らしい風景は各時代の王侯貴族達を魅了してきました。それらの建築物はバイエルン国王ルートヴィッヒ2世(1845〜1886)の最後の宮殿となったノイシュヴァンシュタイン城と同様に世界的に有名です。

こちらは正面から見たノンシュヴァンシュタイン城です。誰かがおとぎの国の城を語るなら「それはノイシュヴァンシュタイン城でしょう!」と言ったくらい1869から1886年までかけて築かれたこの城の目を瞠るその美しさ、息を呑む室内装飾は世界で類を見ず、何百万人もの訪問者をひきつけています。
ところで皆さん、この城を見て何か思い出しませんか?実はディズニーランドにあるシンデレラ城のモデルになった城がノイシュヴァンシュタイン城(上記写真)なんです。
ルートヴィッヒ2世
18歳でバイエルン第4代国王として即位したがプロイセンとの折衝に疲れ、空想の世界に生きようとリンダーホーフ城、へレンキムーゼ城、ノイシュヴァンシュタイン城と城造りに熱中し、やがて精神鑑定により王位を剥奪され、幽閉されその翌日湖で謎の死を遂げた。

ホーエンシュヴァンガウ城は、ルートヴィッヒ2世の父マクシミリアン2世が19世紀前半に建てた城です。その名は広く知られていませんがノイシュヴァンシュタイン城と同様に訪れる価値のある建造物と19世紀のビッターマイヤー時代のオリジナルの家具調度品や隣接しているシュヴァンゼー公園も見学してみてください。

お城までは、(レストラン&土産物店前)から山道を観光馬車に揺られて行くことができます。残念ながら馬車にはリフトは付いてないので車椅子から乗り移る方は人力で介助してもらってください。(笑)

ドイツの田舎では、その町や村の商店の看板が1つのポールに絵で紹介されています。(このポールは、観光地に多く見られます)。

雨や寒い日には、アルプゼー湖畔から霧が立ち込めるためノイシュヴァンシュタイン城をスッキリと見れる日は少ないようです。でも逆にそれが幻想的風景を作り上げ観光客を引きつけるのかも知れません。我々が訪れたときも雨が降って城も霞んでいましたが、だんだん天気が良くなるにつれてはっきりと見れました。