足立美術館
日本庭園と近代日本画を心ゆくまで鑑賞するなら島根県安来市を代表する足立美術館です。開館したのは、昭和45年秋のことで創設者 足立全康(あだち ぜんこう)が自ら収集した、横山大観(よこやま たいかん)や北大路魯山人(きたおうじ ろさんじん)をはじめとする「近代日本画、陶芸、彫刻、蒔絵、童画」などの魅力的なコレクションの数々を収集しています。そして日本の神々のふるさとと言われる出雲の国の恵まれた自然を借景に、四季折々の表情を醸し出す50,000坪の日本庭園です。

参考資料より

正面玄関に向かって右横には、車椅子専用通路が緩やかな角度でスロープと手摺りが完備されていて誰でもスムーズに入館できる様になっています。

館内にも滑止め用の黒いラバー・スロープが設けられていて車椅子や杖をご使用の方でも安全に各階へアクセスできます。もちろんエレベータも完備しています。

こちらは外に出るときのスロープと手摺りですが雨に濡れても水はけがよく安全な設計です。

日本庭園
日本庭園の美しさでも知られる足立美術館。創設者 足立全康は、庭園をこよなく愛し、92歳で亡くなるまで、自分の目と足で全国から植栽の松や石を蒐集し、庭造りに情熱を傾けました。枯山水庭をはじめ、50,000坪におよぶ6つの庭園は、四季折々にさまざまな表情を醸出します。
自然と人工の調和した、この日本庭園は絶対に見る価値ありです!

6年連続で日本一の庭園
このたび、米国の庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」(JOJG)が「2008年日本庭園ランキング」を発表し、足立美術館の庭園を6年連続で「庭園日本一」に選びました。
JOJGは、米国在住のダグラス・ロス氏が日本庭園を世界中に紹介するために1998年に創刊した英語の隔月刊誌で、大学や図書館などの教育関係者、造園関係者ら、英語圏を中心とする世界37ヵ国の人々に親しまれているものです。このランキングは、日・米・豪の専門家たちが2003年から2008年にかけて合計803ヵ所の 庭園を調査し、庭そのものの質、建物との調和、利用者への対応などを総合的に判断し順位がつけられました。そのうち当館の庭園は「日本の(いやおそらくは世界の)トップに連続で選ばれている」とし、「成功の要因は、美術館のスタッフ一人ひとりが毎日参加する、徹底した庭の手入れと維持管理によるところが大きい」と評価しています。
世界が認めた庭園を、ぜひ皆様自身の眼でお確かめになってください。

《ランキング上位5位》
1位 足立美術館(島根県)
2位 桂離宮(京都府)
3位 養浩館(福井県)
4位 山本亭(東京都)
5位 無鄰菴(京都府)

参考資料より

生の掛軸
床の間をくりぬいて、あたかも一幅の山水画が掛かっているかのように庭園をご覧いただけます。
滝を中心とした庭園の自然と人工の調和美が、四季によってその風景を変え、目を楽しませてくれます。

参考資料より