鳥取砂丘
日本海に面した東西16km、南北2kmに横たわる海岸砂丘。起伏量は最高92mにおよび日本最大。
東西16km、南北2kmの大きさを誇る鳥取砂丘は、白兎海岸と併せて、「日本の渚百選」に選ばれています。日本海の季節風でその表情を刻一刻と変えていきます。自然の織りなす芸術、風紋や砂簾(されん)は、誰も足を踏み入れてない早朝がおすすめです。その大きさは歩いて実感するのが一番でしょう。起伏量日本一の鳥取砂丘の最高峰「馬の背」まで登れば、雄大な砂丘と日本海、美しく湾曲する海岸線が一望できる360度の大パノラマが広がります。県営駐車場の近くには足洗い場があるので、砂丘の砂を洗い流し、リフレッシュできます。また砂丘に魅せられた文化人も多く、郷土出身の写真家植田正治だけでなく、有島武郎や志賀直哉、与謝野鉄幹・晶子夫妻など多くの文人歌人も訪れ、この偉大な自然の造形美を讃えています。さらに砂丘の近くでは、10月末にはらっきょうの花が赤紫色の絨毯を敷き詰めたように咲き誇り、砂丘に彩りを添えています。

参考資料より

いままで砂丘に行くには階段を上らなければ行けませんでしたが多くの観光客に砂丘を見学してもらう目的で砂丘県営駐車場から、車イスや乳母車で砂丘に上がれるよう木道が整備されました。

緩やかな角度の木道を上っていくと折り返しが2ヶ所あり展望デッキに到着します。

木道の途中(数ヶ所)に待機場があり車椅子が行き来できる様になっています。

通常の団体撮影の場所は砂丘にあるため木道の終点のデッキで写真撮影となりました。デッキからは砂丘が一望でき、また車イスで砂丘に出ることもできます。
また、木道のある砂丘県営駐車場のトイレや、文芸広場などのトイレも、もちろん、バリアフリー対応となっています。

砂丘の前方には日本海も見えます。砂丘は風の自然現象で下記の様々な模様ができる事があります。

風紋
別名「砂のさざ波」ともいわれ、風速5〜6mの風が乾いた砂丘を吹き抜けるときにできます。

すりばち
その様が擂り鉢に似た砂丘に見られる大きな凹地。
最も深いところでは40mにも達します。

砂簾(されん)
砂粒が砂丘の急斜面を滑り落ち、その形が遠くから見ると、「すだれ」のようであることからこの名があります。

砂丘から望む夕日
鳥取砂丘から望む、日本海に沈む夕日はすばらしく、刻々と変わっていく空と海の微妙な色合いが絶景です。

砂浜用車椅子
事前に5台の専用車椅子を予約しておき3名の方が砂丘を体験しました。不思議なことに砂浜以外の所では走行し辛く砂丘に乗り入れた途端、車椅子介助も軽く楽に走行できました。今までにない体験にH・Eさんも大喜びでした!

砂地を走行できる太いタイヤ付きの車イスが自然公園財団鳥取支部(砂丘県営駐車場内)にあります。鳥取市から寄付されたもので、無料で貸し出ししています。お気軽に財団スタッフ(駐車場常駐)にお声をかけてください。
※ もし介助が必要な場合も下記へ申し込むと介助していただけます。
問合せ先
自然公園財団 鳥取支部(0857−23−7652)

遊覧馬車
歩行に不安があり砂丘散策に自信のない方にお勧めの遊覧馬車です。
砂丘内を日本海に向かっていく、遊覧馬車は、その中で「砂丘の魅力と基礎知識を聞くこともでき、気分は砂丘博士です。
料金 大人1000円、小人600円(小学生まで)

らくだ遊覧
その他に、鳥取砂丘だから味わえる異国情緒。らくだに乗って、気分はアラビアのロレンス。はたまた、「月の砂漠の王子さま、王女さま」も体験できる。
らくだ遊覧 1人:1,800円、2人:3,000円
乗って写真撮影のみ 1人:500円

参考資料より