メリケンパーク
神戸港事業の一つとして、1987年(昭和62年)にかつてのメリケン波止場と神戸ポートタワーが建つ中突堤の間を埋め立てて造成された。そこに神戸海洋博物館やホテルオークラなどが建設されて、現在では神戸港を代表する景観の一つとなっている。

神戸を紹介するパンフレットや旅行案内などに多く用いられている景観。神戸ポートタワー、神戸海洋博物館、ホテルオークラ神戸などが建ち並んでいる。

神戸海洋博物館の屋外には、海上輸送の高速化・効率化を図ることによって、従来のトラック輸送中心の物流から海上輸送へと転換させる目的で計画されたテクノスーパーライナー「疾風」の実海域模型船です。揚力式複合支持船型として開発され、神戸港沖の大阪湾において実験航海を行いました。
また奥に展示されているのが超電導電磁推進船「ヤマトT」です。超電導の技術を用いた磁石の力で海水を押し出すことによって進む船として、世界で初めて神戸港で実験航走しました。従来の船のようにスクリュープロペラやウォータージェットポンプなどはなく、CO2の排出もほとんどない未来の船として期待されています。

中央芝生には1990年(平成2年)に第1回神戸ファッション・フェスティバルを記念する鐘楼『オルタンシアの鐘』が設置された。

メリケンパークの北側には1987年(昭和62年)に著名建築家フランク・ゲーリー作の「フィッシュ・ダンス」という開港120周年を記念する上記オブジェが設けられた。