3日目、ちょっと早めにホテルを出発して高山市から西へ50kmほどバスを走らせると、白山の山並が迫って庄川 の上流にでます。その峡谷ぞいに大小の集落が散在するのが白川郷の村々です。1995年12月6日ユネスコは「白川郷・五箇山の合掌造り集落」”世界遺産”として登録しました。国内では、白神山地、屋久島、姫路城、法隆寺、京都に次いで6番目の世界遺産です。それ以後、同集落は、住民が生活を営みながら、人類共有の遺産として保護、保存されて現在に至っています。
バスから降車すると各自由に村落を散策し我々のグループは「どぶろく祭りの館」に向かいました。ここでは実際に秋祭り(10月14日〜19日)各神社で振舞われる「どぶろく」を(入館料300円、団体は25名以上なら250円)を払えば成人以上の方なら誰にでも試飲(お神酒程度)できます。

岐阜県大野郡白川村の白川郷には、荻町地区に五十九軒の合掌集落があるのをは じめ、村内全体で百十二軒の合掌家屋がある。荻町地区は昭和五十一年,国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、平成三年度は約68万人の観光客が訪れ たそうです。村内には明善寺郷土資料館や合掌造り家屋で最大規模を誇る国指定文化財の和田家神田家長瀬家合掌造り生活資料館など(入館料300円、団体は25名以上なら250円)など自由に見学できます。その他、漬物や五平餅、民芸品などを売っている土産物屋や郷土料理を食べさせてくれる食堂や旅館、民宿など実際に合掌造り家屋に宿泊できる施設も豊富です。

高台から撮影した白川郷。昔の田舎には何処でもあったような風景がここには今なお存在しています。もちろん世界でも有名な観光地ですからバリアフリーも進んでいて目立たない場所に身障者トイレがあったり、車椅子で散策できる歩道も整備されています。

合掌集落の保存にぜひ皆様のご協力を!!

合掌家屋は200〜400年前の建造物が多く、25〜30年に一度、住民総出で行われる屋根のかやのふき替えには、一軒の片屋根で一千〜一千三百万円の費用が掛かるなど、維持、管理には大きな負担が掛かっている。屋根のかやのふき替えは年数件行われている。このため村は昭和六十三年、三億円を目標に白川郷合掌集落保存基金を創設し、現在に至る。

「白川村荻町伝統的建造物群保存地区保存基金」(通称:白川郷合掌集落保存基金)

◎金額
◆個人一口 3,000円以上
◆法人一口10,000円以上

◎送り先
〒501−56
岐阜県大野郡白川村鳩ヶ谷517番地
白川郷合掌集落保存基金事務局