屋台会館から10分ほどで古い町並(国選定重要伝統的建造物群保存地区)に着きました。ここは城下町の中心、商人町として発達した上町、下町の三すじの町並を合わせて古い町並と呼んでいます。出格子のつらなる軒下には用水が流れ、造り酒屋には看板ともいわれる杉の葉を玉にした「酒ばやし」が下がり町家の大戸や、老舗ののれんが軒をつらねています。
バスガイドさんに聞いた名物のみたらし団子はゲットしたものの、残念ながら飛騨牛のお店はゴールデンウィーク明けで早仕舞いしたらしく食べれませんでした。
いつもは賑わっている町並も連休明けで早仕舞いする商店が多く、開いていたのは数件だけ。おまけに、まだ夕方の6時というのに誰も歩いていません。
驚いたことに町並には今現在も歯科と産婦人科など昔から開業していた医院があります。もちろん町並の景観を損なうことなく外観や看板も控え目です。
偶然に町並に住んでいる住人の方と出会い、歴史や生活状況についてお聞きしている様子です。いまではすっかり観光化されて静かな日々は少ないようです。
誰もいない町並も静かで車椅子でも自由に散策できて自分たちだけ貸切みたいでした。
町並の一角にある恵比寿台という屋台が納められている蔵です。高山祭りには、ここから屋台が曳き出されて町の祭り区域をまわります。