修道院付属の教会
11世紀の初頭からおよそ60年掛けて完成した教会は、何度か崩壊し、修復された。尖塔の先端には、約4.5mの金色の大天使ミカエルが立つっている。

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モン サン ミッシェルB

大天使ミカエルとは?
戦いを司る最強の天使。神の武器庫から賜ったという剣を持ち、ドラゴンを退治するなど数多くの武勇伝が語られる。また煉獄の門番として、魂を冥界に導く役割も担う。「オルレアンの乙女」とも呼ばれた国民的英雄ジャンヌ・ダルクを戦いに導いたのも、この聖ミカエルだったとされる

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大聖堂
本堂北側は12世紀のロマネスク様式。内陣と後陣は15〜16世紀、ゴシック後期のフランボワイヤン様式。身廊の比率はノアの方舟と同じとされ、この修道院がアララト山に漂着した方舟に例えられるという説もある。

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今もここで暮らす10人程の修道士たちによって毎日ミサが行われている。

聖ミカエルの小像
祭壇に飾られるミカエルの像。祭壇は聖地エルサレムの方向を向いて建てられている。

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列柱廊
「ラ・メルヴェイユ」棟最上階、僧の憩いと瞑想の場。円柱をわずかにずらすことで変化のある視覚効果が生まれ、周囲を歩くと柱が無限に続くような錯覚を得る。

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列柱の配列も見事だが列柱上の白亜の彫刻もどれも美しく彩色されている。

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列柱廊は中庭を取り囲むように一周できる。また中庭側とは逆の柱の間からは湾も望める。

食堂
船の底のような丸型天井を採用した食堂。59の小窓から美しい光が差し込むが、入口から見ると側面の窓が見えず、ダイナミックな印象だ。

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迎賓の間
修道院長が身分のある訪問者を迎えた場所。2列の身廊があり、大きな2つの暖炉ではイノシシや鹿を焼いたという。中世における最も優雅な建築のひとつとされる。

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修道院の納骨堂
大きな車輪のある通路。車輪は牢獄時代の19世紀に設置。車輪の中に6人の囚人が入り、人力で壁のレールに沿った荷車を上下させる仕組み。日用品を2tまで搬入できたという。

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これが実際に6人の囚人で回して荷の上げ下げしていた直径8mの車輪。車輪も大きいですがロープも太くて丈夫です!

修道院の遊歩道
天井の交差アーチがロマネスクからゴシック様式の転換期を示す部屋。僧侶が散歩して疲れを癒した多目的ホールとして使用されていたという。

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階段から教会を見上げると壁のシミや苔が付着していてモン サン ミッシェルの歴史を感じさせます。

教会からから下って来た通路。ここからさらに下って行きます〜。

再び湾が見える階段を下り集合場所のグラン リュ(大通り)へ戻る皆さん。

帰ってきて早速、名物の塩キャラメル ソフトクリームを食べて疲れを癒している男性ボランティアのK・Uさんと添乗員さんのK・Mさん。『お疲れ様でした!』