ドイツの代表的な川と言えばライン川です。ライン川(全長1320km、流域面積252000km)は、スイス南東グラウビュンデン州の前ライン川と後ライン川を二大源流とし、オランダのデルタ地帯を経て北海に注いでいる。ヨーロッパで最も重要な水路であると同時に、最も眺めの美しい河川としても知られています。特に素晴らしい眺めを誇るのは、マインツからケルン区間の中ライン川と呼ばれる地域で、風光明媚な自然や情緒溢れる古城の姿は観光客を魅了してやまない。

ニーダヴァルト記念碑
我々は、その中でも見どころの多いリューデスハイムからサンクトゴアー間(約30km)をクルーズしました。上記写真は、出港して間もなく見えてきたニーダヴァルト記念碑です。ライン川面より225mの高台、ニーダヴァルト山の頂上にある記念碑は、1871年のドイツ帝国統一を記念して、1883年に作られました。高さ25mの台座の上に旧ドイツ帝国を象徴する女神ゲルマニア像(10.5m)が置かれています。

エーレンフェルス城
13世紀の初め頃にマインツの大司教達が、ビンガーロッホ への入り口という地理的条件を生かしてライン川税関所として建てられた城です。15世紀の戦時中にはマインツ大聖堂の宝物を保管するのに利用していました。

アスマンスハウゼン
ラジウム温泉と、良質なワインの名産地として特に有名な観光地。主な観光は、狩猟用の城(リフトとハイキングコースが完備)され、見晴らしの良いロッセル山(334m)からは一面ブドウ畑が望める。

ラインシュタイン城
ライン川で最も美しい城の一つで、かつての税関(1825−29年)を城に改装したのは、プロイセン王子フリードリッヒである。今日では個人所有の城になってしまったが見学は可能です。

ライヒェンシュタイン城
トレヒティングスハウゼン近郊にある城後で、1282年にルドルフ・フォン・ハプスブルクにより盗賊団の根城として破壊される。城跡は、12世紀に建てられたクレメンス礼拝堂のあるモルゲンバッハ渓谷の入り口にある。観光:城の中の博物館では貴重な芸術品や宝物が見学できる。

ゾーネック城
1010年に建てられた城で、13世紀になると盗賊騎士団の根城となる。そのため1282年にルドルフ・フォン・ハプスブルクにより破壊される。その後フリードリッヒ・ヴェルヘルム4世、ヴェルヘルム1世らにより19世紀まで何度も再建が繰り返された。

バッハラッハとシュターレック城
千年以上の歴史を持つ魅力溢れる町。1689年にフランス軍に破壊されたシュタウフェン家の居城シューターレック城は、現在ユースホステルとして利用されています。主な観光は、ゴシック様式のヴェルナー礼拝堂や木組みの家、ブドウ栽培学校などがあります。