S.E.A 「シー・アクアリウム」
2年前(2012年12月)にセントーサ島のリゾートワールド・セントーサに、海の生物に親しむ総合施設「マリンライフ・パーク」がオープンしました。この施設は「水族館パート」と「遊園地パート」の二つに分かれており、水族館側を担うのが、このシー・アクアリウムです。南アジアからアラビア湾まで、エリア別に展示されている海洋生物たちは、800種類以上。最大の見せ場は、36メートルの大パノラマ水槽「オープン・オーシャン」です。この壮大な水族館の見逃せないポイントについて、詳しくお伝えします。

参考資料より参照

ユーチューブで動画が観られます。画像をクリックしてください。
シー・アクアリウム@(セントーサ島)

いよいよシー・アクアリウム正面入口へ

正面には大きなダウ舟が展示されていてアラブからシンガポールへ航行していた頃の様子を分かりやすくモニターで解説しています。

チケットを見せて水族館内へ(通常料金は大人29 Sドル、子供20 Sドル)

エントランスをくぐると、1階は航海と交易の歴史をめぐる博物館、「マリタイム・エクスペリエンシャル・ミュージアム」になっています。実はシー・アクアリウムは、この博物館とセットになっているのです(ちなみに単独でチケットを購入することはできません)。マリタイム・エクスペリエンシャル・ミュージアムの中には、8〜9世紀頃から発達した、アジア・中東・ヨーロッパを結ぶ「海のシルクロード」について、その航路や各地で行われた交易の様子が展示されています。

オマーン政府から寄贈されたというアラブのダウ船(写真右・交易に使われた木造帆船)などは、たいへんな迫力。360度マルチメディアで嵐の中の航海を再現した、タイフーン・シアターも注目です。

アラブからシンガポールへ航行していたダウ船内には、家具や陶器などと一緒にアフリカからキリンやサイなどの動物も運ばれていた。