時計塔
旧市街地の中心部に位置する時計塔は、毎時57分頃から人形が動き出す仕掛け時計が観光客の目を楽しませている。12時の時報に合わせるように何処からともなく観衆が集まりだし11時55分頃には時計塔の周りは人だかりができていました。

雨の中、からくり時計の時報を待つ皆さん。どしゃ降りの雨に対応しようと私も車椅子レインコートで完全装備です。

時計塔には、黄金の鶏、砂時計を持った男、金色のハンマーで1時間ごとに時を刻むハンス・フォン・ターンの3つの仕掛けは、時計が取り付けられた1530年に作られたが、熊の仕掛けは1610年に、道化師の仕掛けは1642年にそれぞれ追加された。
天文時計をよく見てみると、時刻の他に曜日、日にち、月、星座、月の位相が描かれていることに気付く。
かつてこの時計塔の近くに住んでいたアルベルト・アインシュタインは、しばしばバスが時計塔の脇を通り過ぎるのを観察し「もしバスが光速で走り抜けたら何が起こるだろうか」と考え“相対性理論”を構築するきっかけになったと言われている。この言い伝えを信じるならば、この歴史ある時計塔は、私達に現代の時間概念を考え直すきっかけを与えてくれるかもしれない。

参考資料より

ベルンのメインストリートであるクラム通り(石畳)には、色んなところに石造や噴水が建っていてバスや車は、それらを避けて走っている。上記は時計塔の近くに建つ熊の噴水像です。

クラム通りの両側にある建物からはスイス国旗やベルンの象徴である熊の旗が飾られ、1階はアーケードになっていて雨に濡れることなく買い物や観光ができます。